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帯状疱疹ワクチン
公開日:2023年9月01日
帯状疱疹は子供のころに水痘にかかったことがある人なら誰でも発症する可能性がある疾患です。
日本では全人口の95%以上の人が相当します。
最近子供の水痘ワクチンが始まり、水痘にかかる子供たちが減ったことで大人の帯状疱疹が以前の10倍ほどの増えています。最近の傾向としては発症から拡大・悪化までの時間がとても短くなってきており、治療開始が遅れ慢性の帯状疱疹後神経痛に苦しんでいらっしゃる方が増えています。
有効な予防法はワクチンを打つことのみといわれており、50歳以上の方に推奨されています。
ワクチンは現在のところ2種類あります。保険は使えないため自費接種となります。
①生ワクチン 子供の水痘ワクチンと同じものです。1回皮下注接種で費用は8000円(当院)です。
効果は5年程度とされています。免疫低下の方や免疫を下げる治療を行っている方には接種できませ
ん。
②不活化ワクチン 2回筋注です。1回目の接種後2~5か月くらいあけて2回目の接種をします。
発熱や倦怠感などの副反応が出る可能性がありますが効果は10年程度と長く、免疫低下の方に
も接種可能です。費用は1回22000円(当院)です。
いづれにもメリット・デメリットがありますので、迷われたらご相談ください。