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水虫と思って・・・と来院される患者さんの中には、①何もせずに来院される方②家族の薬や市販薬をとりあえず塗ってから来院される方③自宅の引き出しにはいってた薬(オロナ〇〇、メンソレー〇〇、ニベ〇)などを塗ってそりゃーかぶれてしまって何がなんだかわからなくなって、腫れてしまい、しまいには熱まで出して来られる方などいろいろ、、、。いらっしゃいます。
皮膚科では水虫の可能性があれば真菌検査といって皮膚や爪をちょっとだけむしってKOHという試薬で溶かして顕微鏡で覗いて真菌を確認してから診断します。ただ、その検査も100%確実に診断できるわけではなく、皮膚があまりにもかさかさがひどくて真菌さへ住みつかないような状態の方は皮膚を柔らかくする薬をしばらく塗ると奥の皮膚から真菌が出てくることもあります。
残念ながらすでに水虫の薬を塗ってしまった方は偽陰性といって、陽性なのに真菌要素が見えずに陰性となってしまう事が多いので、お忙しい中検査のやり直しのために期間を置いてから再度受診をしていただくことになります。
かぶれて、感染まで起こされた方はそちらの治療を先に行い、その後水虫治療を開始することになり、お金も労力もかかります。
みすむしかと思ったら何もせずに皮膚科を受診してみませんか?